アウトプット読書法

コラム

成功者はみんな本を読んでいるとよく言います。

かといって、いくら量をこなしたとしても、本の内容から学びを得て行動しなければ、本を読んだ意味はあまりありません。

私は本を読むときは、自分の覚えておきたい言葉や内容をメモしながら読み進めます。

その方法も、小説なのか、自己啓発本なのか、教養を得る本かによってメモの量は違いますが、

基本的にメモをするスタンスは同じです。

読書は行動のきっかけをくれる素晴らしいものの1つです。

そんな読書を少しでも生活に活かしたい!そう思い、長年効率的な読書術を探すのが趣味である私が考えた読書術を今回はご紹介します。

この文章は、こんな方に向いています。

★今のやり方よりもっと効率的な読書法が知りたい!

★読書はするもののあまり実生活に結びつけられていない!

★もっと成功したい、もっと良い暮らしがしたい

本は読むだけでなく、本から得た知識・学びを活用することで(=行動することで)真の力を発揮します。

少しでも変わりたい!と思う方、最近読書がマンネリ化している方は、ぜひこの記事をのぞいてみてくださいね!

1私たちが読書をする理由

 

なぜ、人は本を読むのか?

 

本を読む理由、それは人それぞれかもしれません。

また、理由によって、読む本のジャンルも変わってきます。

 

「日常にないスリルを感じたい」と思えば、SF小説やミステリー小説を読むと思いますし、

何か日常で困ったことがあれば、それを解決する方法、知識を得るために本を読むかもしれません。

 

人は、得たい何かを得るために、読書をするのだと思います。

 

恋愛小説だって、冒険小説だって、そこから得られる感情があります。

 

読んでいて楽しい、面白い、とか。

 

当たり前かもしれないですが、人は何か得たい知識、学び、感情があって読書をしています。

(読書に限らずですが。)

 

でも、「読書」だけで終わってしまうと、もったいないなと思います。

本を読むのにも結構時間はかかりますよね。でも、得られる感情は一時だったりする。

人間多くのことを考えなければならないので、どんどん読書で得たものは忘れていきます。

 

そんな読書を、さらに人生で活かすために効果的に役立てようよ!というのがこの記事の伝えたいことです。

「効果的な読書」とは?

読書を効果的にするには簡単です。以下の手順を忘れなければよいだけ。

 

読書をする。読みながらメモをする。読み終わって、いつでも学びを思い出せる仕組みを作る。そして、学びを行動に起こす。

 

つまり、読書(メモしながら)→読書から得た学び(メモ済み)をいつでも見返せるように手元に置いておく(スマホ、紙に印刷等)→何度も見返す&学びを行動に変える

これができれば、読書して「学んだ気になった、頭がよくなった感じがした」などの感情だけを得るだけでなく、日常生活にも読書の効果が出てきます。

 

「読書」だけして感情・学びだけ得て終わるか(日常に追われいつか消えてしまう)、「読書」から得た感情・学びを日常生活に「活かす」か、どっちが良いでしょう。

 

まとめ:人は何かを得るために読書をしている。でも、読書には2パターンある。一時的に得られる感情・学びのためだけに読書をするか、人生でずっと使える学びとして読書を活かすか。どちらを選ぶ?

 

2読書を読んでも必ずしも成功できるわけじゃない

 

復習:「読書」だけで得られるものとは?

 

前述した通り、本は私たちに様々なものを与えてくれます。

 

しかし、それをどう使うかは、私たち読者次第です。

 

「学びの4段階」という言葉を知っているでしょうか?

 

学びには、段階が4つあるといいます。

以下が、その図になります。

 

 

一般的な読書と、今回ご紹介する生活に活かす効果的な読書を区別するために、

 

一般的な読書を「読書」、効果的な読書を「活きる読書」とします。

 

図に当てはめてみると、

読書は私たちを「知らない」状態から「知っている」状態にしてくれます。

 

しかし、多くの人は、「知っている」だけで終わります。

 

よくありませんか?偉い人の言葉や、本を見たりして、「それ、知ってる!」という時。

これからそうなったら、「やばい、知ってるだけで何もしてない!ピンチ!」と思ってください。

 

知っているのに実行していないなら、「俺はまだ本気出してないだけ」と同じです。

「俺はやればできるんだ!」という言葉を聞くと、じゃあいつやるの?となりますよね。

客観的に見れば、「知っているだけ」というのは全く自慢じゃないのです…。

 

そして、この誰かの言葉で「それ知ってるよ」となった時のポイントはもう1つあります。

 

「『知っている』ことを今の今まで忘れていた」ということです。

 

つまり、人から言われるまで思い出せていないことは、知らないのと同じです。使えないですから。

 

だから、いくら読書しても、いくら素晴らしい人のスピーチを聞いても、セミナーへ行っても、身に付かないんです。いくら素敵な言葉、自分の人生に活かせる学びがあっても、よほどの衝撃がない限り、人間は忘れてしまいます。

人間は忘れてしまう、、だからこそ

 

でも、忘れてしまうとわかっていれば、メモしておけば手元に大事な学びが残せるので対策が打てます。

 

活きる読書では、まず「知っている」と「できる」は全っっっっ然違うということを強く意識します。

 

だから、「メモ」をします。

読書段階でメモしながら、「知っている」で終わらせないように知っていることをリスト化(可視化)します。

 

しかし、そこから「できる」状態になるには、ただ読書するだけでは足りず「学びの可視化、行動」が必要になってきます。

 

ただ読んでいるだけじゃあまり身に付かないんだ・・・と認識したうえで、

じゃあできるにするにはどうしたらいい?というところを深堀していきます。

 

「人間は忘れる」ということを前提に、本を読み返さなくてもいつでも学びを掘り起こせる状態にしておく。これが活きる読書です。メモして学びをいつでも思い出せるようにするまでが、ようやく図の「知っている」です。

 

まとめ 一般的な「読書」では、「知っている」だけで終わりがち。しかも、それって忘れがち。人生・生活に活かせるレベルになるには「できる・自然にできる」が目標だけど、まずは読み方を「活きる読書」に変えて、学びをちゃんと自分にストックしよう。「知っている」を「誰かに言われるまで知らない」にしようにしよう。

 

3効果的な読書とは

 

「知っている」の次、「できる」段階へ行くには

 

 

前章の復習を少しすると、

 

・人間は「読書」によって学びを「知っている」段階になる。

・しかし、人間は忘れる生き物なので、「知っている」段階は退化し、きっかけがないと思い出せない状態になってしまう

・そこで、「活きる読書」で「知っている」段階をまず持続させる

・次の問題は「できる」段階に移行すること、さぁ、どうする?  ←今ココ

 

こんな感じです。

 

ここでまた図をもってきます。

 

 

先程の図には載せませんでしたが、この学びの4段階は、段階によって「意識・無意識」のどっちに属すか、というのが分かれています。

 

図の一番下に、無意識、意識と書かれた文字があります。

 

この無意識・意識について軽く説明していきます。

 

ただ、この話は「できる」を「自然にできる=習慣化」の段階にする際に重要なので、

「まずは知っている⇒できるにしたいんだけど」という方は読み飛ばしていただいて構いません。次の見出しまでこれで飛んでください⇒URL

無意識・意識とは?

無意識

 

普段私たちが無意識にしていることは何でしょう?

 

歯磨き、ゲームなどがこれにあたります。つまり「習慣化しているもの」ですね。

 

(ゲームをあえて入れたのは、必ずしも習慣が良いものとは限らないからです。これについては、別の記事で触れたいと思います。)

 

これは、特に気を遣わなくても、意識しなくても、簡単にできます。

 

よく使われる例ですが、毎日頑張って歯を磨いているわけではないですよね。

寝る前に(あるいは朝起きた後も)歯を磨くのは当たり前、に私たちはなっているから、歯を磨くのに労力は割かなくて済みます。

 

意識

 

一方で、意識してやっていることは何でしょう?

 

これは、学校の勉強とか資格の勉強、お皿洗い、掃除、など人によって違いますがこんなものが意識してやっていることに当たります。

 

自分の中で「やろう」と決めて、行動しだすものがこれに当たります。

やらなくていいんだったら極力やりたくなかったり、やるまでに労力がかかりますよね。

 

無意識・意識の違いが分かった上で

 

つまり、無意識⇒頑張らなくてもできる、もはや習慣となったもの、

意識⇒意志の強さがある程度ないとできないもの

です。

 

この両者の違いを知った上で、図を見てください。

 

 

 

知らないことは考えられないので、「知らない」段階は無意識領域にあります。

知っていることは「意識して」知っているので、意識段階にあります。

できる!は言い換えれば「やろうとする!」なので、意識段階にあります。

自然にできる!は別にそんなに実行に労力を使わないので、無意識領域にあります。

 

つまり、できるは自然にできるにさえしてしまえば、日常で簡単に実行できるようになるのです。

ただ、それが難しいですが。。

「知っている」段階を「できる」段階にしよう

 

ようやく、今回の記事の一番重要なところまで来ました。

 

活きる読書で「知っている」段階に今いるとします。

手元には、学びがメモとなって可視化されていますね。

 

ここで、時間を取って「今自分がやるべきこと」を考える時間を取る、シンプルにいうとそれだけです。

 

「自分とアポをとって、考える時間を取る」のがここでやることです。

 

でも、これを取っていない人が多いです。

 

本を読んだら読みっぱなし。など、学びを整理する時間、自分と向き合う時間がないと、結局学びを上手く活かしきれません。

 

では、そのためにどんなことをすればいいのでしょうか。

自分とアポを取る

 

まず、今日やることに「自分との予定」を入れましょう。

 

例えば、

17~18時 読書メモ振り返り+実行することを決める時間

 

と決めてしまうのです。

 

そして、じっくり時間をとって、改めて読書で得た学びの書かれたメモを読みかえす。

忘れていることもたくさんあります。それを思い出しながら、今自分は何をすべきかを考えていきます。

 

そして、やることを決めたら、さらにそれをスケジュールの中に入れてしまうことです。

 

 

まとめ

あなたはどの段階ですか?

・活きる読書でメモをしているなら今すぐ自分とのアポを取りましょう。

・読書だけなら、今日からメモする活きる読書に変えましょう。

・活きる読書でメモをとり、自分とのアポをとってメモの内容を見返して思い出したら、自分のやるべきことを見つけ、それをスケジュールに入れましょう。

 

私のやっているメモ方法、振り返り方法などはまた別記事で詳細を書いていきます。

完成したら、宜しければそちらもご参照ください。

 

4多読のすすめ

 

多読の良さについては、別記事の記事で述べましたが、

多読をしていると、単純に読書量が増しているので「それ、知ってるわ!」ということが多くなります。

 

本は、同じ分野でもそうじゃなくても、意外に同じことを言っていたりします。

本質はやはり同じなのかもしれません。

 

多読によって、知っていることではあっても、前述した通り人は忘れるので思い出すきっかけをもらえたり、別の説明を聞くことでより深く理解したり、多読のメリットはたくさんあります。

 

そして、読書を重ねるにつれて同じことばかり書いてあると、「やばい、そろそろ行動しなきゃ…」という気にさせてくれます。

 

行動しないと結局意味はない、多読によって教えられました。

5終わりに

 

読書は本当に色々なことを私たちに教えてくれます。

全てを生活に活かす必要はありません。

恋愛小説やミステリー小説など、ドキドキ、ハラハラ、謎を解くスリルなど、得たいものによっては全くメモを取る必要がないものだってあります。

 

逆に、漫画の中に感動的な言葉があれば、それをメモしておけば、いつだってあの時の感動を思い出すこともできます。

 

メモを上手く使って、またそのメモをさらに活かせるように自分との時間をちゃんと取って、行動に結びつけられるようになれば、どんどん生活は変わっていくと思います。

 

また他の記事でお会いできたら嬉しいです!ご覧いただきありがとうございました!

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